福島・南相馬市長に門馬氏初当選 原発事故対処の現職破る 

福島県南相馬市長選に初当選し、万歳する門馬和夫氏(中央)=21日夜、南相馬市

 東京電力福島第1原発事故による避難指示の大部分が2016年7月に解除された福島県南相馬市で21日、任期満了に伴う市長選が投開票され、無所属で新人の元市議門馬和夫氏(63)が、3選を目指した無所属の現職桜井勝延氏(62)を破り、初当選した。投票率は62・39%で過去最低。

 避難指示の解除後、初の市長選で、桜井氏が発生当初から担ってきた東日本大震災と原発事故からの復興政策への評価が争点だった。市によると、今月12日時点の旧避難区域の居住者は2818人で、住民登録者数の約3割となっている。


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