改憲案、通常国会で各党意見集約 自民副幹事長が意欲 

 与野党幹部は21日のNHK番組で、憲法改正を巡り意見を交わした。自民党の柴山昌彦筆頭副幹事長は22日召集の通常国会で各党の意見集約を目指す考えを示した。国会発議を念頭に「衆参両院の憲法審査会で考え方を戦わせ、一定の方向性が見られればベストだ」と述べた。立憲民主党、希望の党などは9条改正に反対する姿勢を示した。

 柴山氏は自民党の9条改正案に関し「国民が不安を感じないような内容にしなければならない」と述べ、戦争放棄の1項、戦力不保持を定めた2項を維持して自衛隊を明記する安倍首相案が望ましいとの認識を示した。3月の党大会までに党改憲案を取りまとめるとも述べた。


  • LINEで送る