北朝鮮資金源の断絶へ途上国支援 政府、制裁抜け穴ふさぐ狙い 

 政府は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の外貨獲得源を断つため、北朝鮮と国交のあるアフリカやアジア地域の途上国への支援を強化する方針を固めた。武器取引やマネーロンダリング(資金洗浄)の規制強化に必要な人材育成や機器導入を後押しする。国連安全保障理事会による北朝鮮制裁決議の抜け穴をふさぐ狙い。政府関係者が20日、明らかにした。

 北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため、圧力を最大限に高める措置の一環。外務省が2017年度補正予算案に関連経費12億円を計上し、国連や国際機関に協力する形で実施する。


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