名誉毀損認め検索結果削除命じる ヤフーに対し東京高裁 

 自分の名前をインターネットで検索すると犯罪行為に関わっているかのような結果が表示されるとして、男性がネット検索大手「ヤフー」(東京)に検索結果の削除を求めた仮処分申請で、東京高裁がヤフーによる名誉毀損の成立を認めて11件の削除を命じていたことが19日、関係者への取材で分かった。

 男性は「(男性側から)恐喝された」などと虚偽の記述が表示され、名誉が傷つけられたと主張。斉木敏文裁判長は「真実でないことは明らか」と判断した。

 削除を命じた高裁決定は昨年10月30日付で既に確定。ヤフーは11件が表示されないようにする一方、正式な裁判で争うよう申し立てた。


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