米金融大手5社が業績悪化 税制改革で一時的費用 

 【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2017年10~12月期決算が18日、出そろった。米税制改革に伴う会計処理で一時的な費用を計上し、5社の純損益は前年同期比で減益か赤字だった。税制改革により、長期的には利益増による恩恵が大きくなる見通しだ。

 シティグループの純損益は182億9900万ドル(約2兆円)の赤字となった。税制改革を受け、繰り延べ税金資産の再評価などで巨額の費用を計上した。ゴールドマン・サックスは19億2800万ドルの赤字。債券や為替、商品取引部門も不振だった。

 最大手JPモルガン・チェースの純利益は37%減の42億3200万ドルだった。


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