神事用の大麻栽培許可を再申請 三重県に神社関係者ら 

 三重県の神社関係者らでつくる「伊勢麻振興協会」は18日、神事のしめ縄などに使う大麻の国産化を目指し、県に大麻取締法に基づく栽培許可を申請した。同協会の申請は2016年11月に続き2度目。県は前回、外国産で代替できる上、盗難対策が不十分として不許可にしていた。

 協会などによると、大麻の茎から取った繊維を加工し、祭具やしめ縄に使う。近年は中国産が9割を占め、栃木県の農家が国産のほとんどを担っているという。

 協会は三重県の指摘を踏まえ、防犯カメラ設置などの盗難対策を強化。県内の神社から国産を使いたいとの要望があるとして、伊勢市内での栽培許可を求めている。


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