「短命市返上に」と20億円寄付 青森市、匿名の市民から 

 青森市は17日、匿名の市民から昨年12月、市に20億円の寄付があったことを明らかにした。「『短命市』の返上に使ってほしい」という寄付者の意向に沿い、スポーツ施設の整備や健康づくり事業に役立てる方針だ。

 青森県は、5年ごとに作成される都道府県別の平均寿命で男性が1975年から2015年まで9回連続、女性は00年から4回連続で全国最下位。市は健康増進に力を入れている。

 市によると昨年12月26日、市内の個人から寄付の申し出があり、28日に20億円が振り込まれた。今月、小野寺晃彦市長が面会して謝意を伝えた。氏名や性別は公表しないよう要望があったという。


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