東芝、統一闘争に復帰検討 春闘、財務改善で3年ぶり 

 経営再建中の東芝が、2018年春闘で電機業界の統一闘争として行われる労使交渉に復帰する検討に入ったことが16日、分かった。財務体質が改善しており、社員の待遇を改善し相次ぐ退職に歯止めをかける狙いがある。労働組合は電機各社の労組が要求書を一斉提出する来月中旬に向け、復帰するかどうか慎重に情勢を見極める。復帰すれば3年ぶりとなる。

 東芝の経営側は、経営危機が長引いたことで社内の士気が低下し、若手社員を中心に退職が止まらないことを強く懸念している。


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