ICANフィン氏、議員と討論 「日本は核廃絶のリーダーに」 

国会議員との討論集会に出席したICANのベアトリス・フィン事務局長(中央)。左は公明党の山口代表=16日午後、東京都内

 ノーベル平和賞を昨年、受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の事務局長、ベアトリス・フィン氏(35)は16日、東京都内で国会議員との討論集会に出席した。「日本が核廃絶に向けたリーダーになる大きな機会だ。被爆者をこれ以上増やさないため、核兵器禁止条約に参加してほしい」と呼び掛けた。

 フィン氏は集会後、日本記者クラブで記者会見し、今回の訪日時の面会要請を断った安倍晋三首相に伝えたかったこととして「被爆者に敬意を払い、条約に署名してほしい。それは同盟国との関係を断ち切ることにはならない」と述べた。


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