大阪の古墳群、政府が推薦へ ユネスコ世界文化遺産 

外務省で開かれた「百舌鳥・古市古墳群」をユネスコに推薦することを決めた関係省庁の連絡会議=16日午後

 政府は16日、来年の世界文化遺産登録を目指し、「百舌鳥・古市古墳群」(大阪)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦することを関係省庁の連絡会議で決めた。19日の閣議了解を経て、2月1日までに推薦書を提出する。

 政府推薦を受け、ユネスコの諮問機関が9月ごろ現地調査に入る予定。諮問機関の事前審査が登録への第一関門になるため、文化庁担当者は「地元自治体とも相談し、分かりやすい説明や価値のアピール方法を練りたい」としている。

 百舌鳥・古市古墳群は、大阪府南部の百舌鳥地域(堺市)と古市地域(羽曳野市、藤井寺市)にある国内有数の古墳群。


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