小型ロケットの打ち上げを延期 天候悪化で18日以降、JAXA 

打ち上げを待つイプシロン3号機が格納された整備棟=15日午後、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で17日午前に予定していた小型ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げを18日以降に延期すると発表した。観測所周辺の天候悪化が理由。

 JAXAによると、17日は雷雲の発生が予測され、打ち上げ前や飛行中に雷を受けて機体の電子機器に不具合が生じる恐れがある。

 イプシロン3号機はNECが開発した小型の地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載する。地表にある1メートルの物体を識別できる高性能レーダーを備える。


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