豊洲市場の追加工事始まる 地下の床、コンクリで覆う 

土壌汚染対策の追加工事で、ポンプ車(中央)から青果棟の地下へ送られるコンクリート=18日午後、東京都江東区の豊洲市場

 2018年10月中旬に予定される築地市場(東京都中央区)からの移転を前に、豊洲市場(江東区)で都が実施する土壌汚染対策の追加工事が18日始まり、報道陣に公開された。

 始まった工事は、青果棟の地下空間の床約3万平方メートルのうち、砕石を敷いた部分をコンクリートで覆う作業。ベンゼンや水銀などの揮発性の有害物質が土中から侵入するのを防ぐためで、この日は10人ほどの作業員が地上から送られたコンクリートをならす作業をしていた。

 18年2月からは、ひび割れしにくいコンクリートで全体を覆う工事が始まり、同年4月中には完了する予定。


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