2017年12月18日 18:50 | 無料公開
東京電力は18日、福島第1原発3号機の復水器内に残る放射性物質濃度の高い汚染水の抜き取り作業を終えたと発表した。これにより1~3号機の復水器内にたまっていた約1700トンの汚染水の除去が完了した。 復水器は発電タービンを回した蒸気を冷やして水に戻す設備。1~3号機では、事故が発生した当初に汚染水タンクとして代用されており、3号機で1リットル当たり放射性セシウムが約4億ベクレル含まれ、汚染の濃度は極めて高い。作業員の被ばく低減のため、2016年10月に1号機の復水器から抜き取り作業を始めていた。 3号機の復水器には約450トン残っていた。