死亡女性は視覚障害の89歳 1人で通勤中、大阪・阪急 

上杉輝子さんが線路に転落し、電車にはねられ死亡した阪急京都線上新庄駅のホーム=18日午後、大阪市

 大阪市東淀川区の阪急京都線上新庄駅で18日午前、ホームから転落し、電車にはねられ死亡した女性は大阪府豊中市新千里北町の薬剤師上杉輝子さん(89)で、両目が見えにくい障害があったことが同日、東淀川署への取材で分かった。

 阪急電鉄は全駅で転落防止のホームドアが設置されていない。上新庄駅のホームに点字ブロックはあったが、駅員はおらず、1人で通勤中の上杉さんに介助はなかった。

 同署によると、上杉さんは両目の視野の半分以上が失われているという。自宅の最寄りの阪急千里線北千里駅で乗車し、東淀川区内の会社へ向かっていた。


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