和歌山の柿、米国へ出発 国内から初輸出、解禁受け 

JA紀北かわかみの選果場で行われた国産生柿の出発式=18日午後、和歌山県九度山町

 国産生柿の米国への輸出が10月に解禁されたことを受け、和歌山県九度山町のJA紀北かわかみの選果場で18日、国内初となる米国輸出へ出発式が行われた。年明けにも第1弾が現地の店頭に並ぶ予定で、来年秋ごろまでに輸出を本格化させる。国内消費が頭打ちとなる中、新たな市場の開拓を目指す。

 この日は甘柿の代表的な品種「富有柿」約800キロが米国に向けて出荷された。出発式ではフォークリフトが柿を詰めた約100個のケースを大型トラックに積み込み、県やJAの関係者など約70人が見送った。

 柿はいったん東京港まで陸路で運ばれた後、船で約2週間かけて輸送される。


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