ダム湖に地酒120本貯蔵、大阪 ふるさと納税で返礼品活用 

大阪府河内長野市の府営滝畑ダムの湖底で熟成される地酒=18日

 大阪府営滝畑ダム(同府河内長野市)の湖底で地酒を熟成させるプロジェクトを進める同市や地元の蔵元「西條」などが18日、水深25メートルの湖底に地酒120本(1本720ミリリットル)を沈め、本格的に貯蔵作業を始めた。来年5月まで寝かせ、うち100本を、ふるさと納税の返礼品に活用する。

 地域の新たな特産品をつくろうと官民が連携。昨秋から今春まで貯蔵した実験結果では、真冬も水温が7度と一定しており、試飲会で「他で貯蔵した酒に比べ、まったりした味わいだ」と評価。

 返礼品の対象は1万円以上の納税者。酒のラベルには「滝畑ダム貯蔵・湖底熟成酒・天野酒」の文字が入る。


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