枝野氏、改憲に消極姿勢 「優先度あるか」 

さいたま市内で講演する立憲民主党の枝野代表=17日午後

 立憲民主党の枝野幸男代表は17日、さいたま市で講演し、憲法改正論議について「今大事なのは子育て支援や介護、雇用、景気ではないか。それを上回る優先度があり、多額の税金をかける意味があるのか」と述べ、消極的な考えを示した。

 9条に自衛隊を明記しても「任務や権限に変更は生じない」とする安倍晋三首相の発言を念頭に「変えても変えなくても一緒なら、そんなことにエネルギーを使うべきではない」と指摘。「歴史に名を残すとか、思い出づくりのためにそんなことをやられたら困る」と、首相をけん制した。


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