母子世帯の年収243万円 16年度、生活実態調査 

 厚生労働省は15日、全国のひとり親世帯を対象にした2016年度の生活実態調査結果を公表した。平均年収は母子世帯が243万円で、父子世帯は420万円。5年前の前回調査に比べ、母子世帯は20万円、父子世帯は40万円増えたが、母子世帯では同居親族の収入を含めても2人親世帯の半額以下で、極めて苦しい経済状況が浮かんだ。

 厚労省は「男性に比べ、女性の正規雇用の割合が低いことが影響した」と分析している。

 調査は16年11月、全国のひとり親世帯(養育者がいる世帯を含む)4006世帯を対象に実施し、2510世帯(約63%)が回答した。


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