白い息吐きブドウ摘み、北海道 池田町特産のアイスワイン用 

「アイスワイン」用のブドウを摘む参加者=15日、北海道池田町

 北海道池田町で15日、特産の「アイスワイン」用のブドウの摘み取り作業が行われた。朝の気温はマイナス14度。凍結したまま絞ることで果汁が濃縮され、甘みが強いワインができる。町営の専用農場では、約30人が白い息を吐きながら房をもいでいた。

 町の職員らが房を籠に入れていくと、ぶつかり合ってカラカラと鳴っていた。「この音がおいしく凍結している証拠です」。醸造担当の職員斎藤良市さん(57)が説明した。町は1960年代から、ワイン醸造に取り組んでいる。

 この日は約1トンを収穫。発酵や瓶詰めを経て、店頭に並ぶのは来年12月ごろの予定だ。


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