独立運動めぐる日越交流でシンポ ベトナム中部の都市ビンで 

15日、ベトナム中部ゲアン省ビンで開かれたファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の生誕150年を記念した国際シンポジウム(共同)

 【ビン共同】フランス植民地時代のベトナムの独立運動指導者ファン・ボイ・チャウと、彼への支援に尽力した静岡県袋井市出身の医師浅羽佐喜太郎(1867~1910)の生誕150年を記念する国際シンポジウムが15日、ベトナム中部ゲアン省の省都ビンで開かれ、独立への熱意と友情が育んだ両国の交流について、研究者らが意見を交わした。

 ゲアン省出身のチャウ(1867~1940)は、独立への支援を求めるため1905年に来日。運動を担う人材を育成するためベトナムの若者を日本に留学させる「東遊(ドンズー)運動」を主導した。


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