ロヒンギャ殺害6700人 国境なき医師団が推定 

 【ヤンゴン共同】国境なき医師団(MSF)は14日、ミャンマー西部ラカイン州でイスラム教徒少数民族ロヒンギャの武装集団と治安当局が衝突した8月25日以降の1カ月間で、少なくとも6700人のロヒンギャが殺害されたと推定する独自調査結果を発表した。MSFは、ロヒンギャ難民の帰国を検討する前に安全と人権を保証する必要があるとしている。

 ロヒンギャ難民が多数流入した隣国バングラデシュ南東部コックスバザールの難民居住地6カ所で11月初めに聞き取り調査を実施。少なくとも9千人のロヒンギャが期間中に死亡したと推定し、うち約7割が「暴力に起因するもの」と判断した。


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