核合意、イラン高官が米姿勢非難 危機打開へ多国間で解決 

米通商代表部のライトハイザー代表=12日、ブエノスアイレス(共同)

 【ウィーン共同】イランのアラグチ外務次官は13日、共同通信と単独会見し、2015年に欧米など6カ国と結んだ核合意の実効性をトランプ米大統領が認めない方針を表明したことを踏まえ「米国は合意の精神だけでなく、条項にも背いている」と非難した。危機を打開するため、当面は多国間の枠組みを最大限活用し、対話を図る姿勢も明確にした。

 アラグチ氏は核合意に関する協議でイラン側の窓口を務め、ウィーンで開かれた合意を巡る合同委員会に出席した。

 アラグチ氏は、トランプ政権の今後の出方に関し「あらゆるシナリオは検討済みだ」と強調した。


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