清水、大成も任意聴取 リニア入札妨害事件 

 リニア中央新幹線の関連工事を巡る入札妨害事件で、東京地検特捜部が大手ゼネコンの清水建設と大成建設の幹部らを任意で事情聴取したことが13日、関係者への取材で分かった。入札に不正があったとされる非常口新設工事を受注した大林組と、鹿島の幹部らも既に任意聴取。特捜部は別の工事でも同様の不正がなかったか調べる。

 リニアが走る地下トンネルと地上をつなぐ「名城非常口」(名古屋市)の新設工事は、JR東海が2015年に公募を始めた。2段階の審査を経て16年4月、大林組、戸田建設、ジェイアール東海建設の共同企業体(JV)が約90億円で受注した。


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