新幹線のぞみ台車に亀裂、油漏れ 安全委、初の重大インシデント 

新幹線のぞみ34号の台車

 博多発東京行きのぞみ34号が11日に走行中、車両から異臭や異常音がして東海道新幹線名古屋駅で運休となったトラブルがあり、車両を所有するJR西日本は12日、車体と車軸を固定する鋼製の「台車枠」に亀裂が見つかったと発表した。運輸安全委員会は同日、新幹線で初の重大インシデントと認定し、鉄道事故調査官を名古屋駅に派遣した。

 問題の列車は亀裂が拡大する恐れがあるとして、名古屋駅のホームに停車中。

 JR西によると、亀裂が見つかったのは前から4両目に当たる13号車で、国土交通省は台車枠が破損すると車軸を固定できず、脱線につながる恐れがあるとしている。


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