温室効果ガスが3年連続で減少 16年度、再生エネルギーが拡大 

日本の温室効果ガス排出量の推移

 2016年度の国内の温室効果ガス排出量は、二酸化炭素(CO2)換算で前年度比0・2%減の13億2200万トンとなり、3年連続で減少したとの速報値を環境省が12日、発表した。再生可能エネルギーの拡大や一部の原発の再稼働が要因。

 05年度と比べると4・6%減で、日本が掲げる「20年度までに05年度比3・8%減」との目標を上回った。森林によるCO2吸収分を加えると達成は3年連続だが、目標自体が低すぎるとの批判が根強く、環境団体などから引き上げを求める声が高まることも予想される。

 16年度は、太陽光や風力による発電量が前年度と比べ1・5倍程度に増加した。


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