リニアJR東海社員情報漏えいか 大林組に工事費 

リニア中央新幹線の非常口新設工事現場の看板=10日、名古屋市(電話番号を加工しています)

 リニア中央新幹線の関連工事を巡る入札妨害事件で、名古屋市の非常口新設工事を発注したJR東海の担当者が、大手ゼネコン大林組(東京)に工事費などに関する情報を漏らしていた疑いのあることが12日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、大林組が非公開の情報を事前に入手して受注活動を有利に進めたとみて、JR東海の担当者から任意で事情聴取するなど実態解明を進めている。

 JR東海は「社内調査をして事実関係の把握に努める」としている。

 入札に不正があった疑いがあるのは、運行中の事故や火災に備えるために新設される「名城非常口」の工事。


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