米大統領、月面基地建設を指示 火星探査視野 

11日、ホワイトハウスで、月面に再び米国の飛行士を送るよう指示する文書に署名するトランプ米大統領(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は11日、月面に再び米国の宇宙飛行士を送り込み、火星探査のための基地を作るよう指示する文書に署名した。ホワイトハウスで行った署名式で「ただ旗を立て、足跡を残すだけでなく、将来の火星やその先を目指す礎を築く」と述べた。

 1972年のこの日、米国の宇宙飛行士が最後に月面に立った。その1人だったハリソン・シュミット氏も署名式に同席した。トランプ氏は「月以外の着陸もやる」と明言した。

 米航空宇宙局(NASA)が2015年に公表した計画では、将来の火星探査を見据え、20年代に月の周回軌道上に宇宙基地を建設することになっている。


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