2017年12月11日 22:25 | 無料公開
シリア北西部のヘメイミーム空軍基地で演説するロシアのプーチン大統領のテレビ映像=11日(ロシア24提供、AP=共同)
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は11日、ロシア軍が駐留するシリア北西部のヘメイミーム空軍基地を電撃訪問した。軍人らを前に演説し、ロシア軍が過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いに勝利したと強調、シリアに派遣している軍の「大部分」の撤退を始めるよう命令した。
プーチン氏は「シリア軍と共に国際テロ集団を壊滅した」と宣言した。IS掃討作戦が完了したとの主張を内外にアピールし、2年を超えた軍事介入を正当化する狙いだ。
同基地と西部タルトスの海軍基地に一定の軍事力を維持する方針も明らかにし「過激派が再び台頭すれば打撃を加える」と述べた。