宮城・閖上の復興桜、植え替え 神戸グループと地元住民 

 東日本大震災の発生から6年9カ月となる11日、津波被害に遭った宮城県名取市閖上地区で、神戸市など兵庫県のボランティアグループが地域住民と一緒に、復興のシンボルとしていた1本の桜の木を植え替える作業を行った。一部が枯れてきたため。

 神戸のグループは、阪神大震災時に受けた支援の恩返しをしようと2013年6月、閖上地区にある日和山の脇に大島桜1本を植えた。以来、閖上の住民が育て、神戸側は東日本大震災が起きた3月11日に犠牲者を追悼する竹灯籠を送るなど交流を重ねてきた。

 またこの日は、不明者やその手掛かりを求めて、岩手、宮城、福島の3県警が沿岸部で捜索を行った。


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