京都議定書20年、誕生地で会議 市主催、温暖化考える 

国立京都国際会館で開催された地球環境京都会議=10日夕、京都市

 1997年の気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)で、先進国に温室効果ガスの排出削減を義務づけた京都議定書が採択されてから11日で20年となるのを前に、京都市が10日、地球温暖化対策について考える地球環境京都会議を市内で開いた。2050年の世界の都市のあるべき姿として「エネルギー自治の実現」などを掲げた京都宣言を発表した。

 15年には全ての国が排出削減に取り組むことを定めた新たな枠組み「パリ協定」が採択された。会議で門川大作市長は「議定書はパリ協定へと大きく飛躍した。パリ協定の実現には、都市の住民の主体的な役割が大切になる」と訴えた。


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