岩手の風力発電、見直しを イヌワシに影響と環境省 

 環境省は8日、岩手県一関市と住田町に計画されている風力発電施設の環境影響評価(アセスメント)で、計画を抜本的に見直すよう求める意見書を経済産業省に提出した。周辺に生息する絶滅危惧種のイヌワシに重大な影響が及ぶ可能性が極めて高く、保全措置を講じても影響を回避できない場合、事業の取りやめも含めて検討すべきだとした。

 計画では、エコロジー総合研究所(東京都)が丘陵地の牧場に、風車18基程度(最大総出力7万2千キロワット)を設置する。


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