高野山へ巨大ゴボウ奉納、和歌山 「雑事のぼり」再現 

巨大ゴボウを高野山の金剛峯寺に奉納する「雑事のぼり」を再現し、「はたごんぼ」を歩いて運ぶ人たち=24日、和歌山県橋本市

 巨大ゴボウを高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)に奉納する風習「雑事のぼり」が24日、昨年世界遺産に追加登録された高野参詣道の一つ「黒河道」で再現され、生産者らが特大のゴボウを歩いて運んだ。

 ゴボウは同県橋本市西畑地区で収穫される「はたごんぼ」と呼ばれる特産品。長さ約1メートル、太さ5~9センチで、食感がやわらかく香りも良い。

 高野山麓の集落では高野山へ米や野菜を供える「雑事のぼり」が昭和初期まで続いたとされる。地元の農事組合法人などが中心となり、2014年に復活させた。


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