核廃絶を訴えた船、横浜に帰港 「被爆者証言が平和賞に」 

 被爆者らを乗せて世界各地で核廃絶を訴えた非政府組織(NGO)ピースボートの船が24日、横浜港に帰港した。ノーベル平和賞受賞が決まった「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営委員を務める川崎哲共同代表は記者会見で「被爆者の方が意を決し語ってきた証言が、ICANの活動につながっている」と成果を語った。

 一行は8月から世界21カ国を巡り、うち6カ国では長崎市で被爆した木村徳子さん(82)=東京都=が被爆体験を証言。多くの国が核兵器禁止条約を批准するよう呼び掛けた。

 ピースボートはICANの主要運営団体で、船旅は今回が95回目。


  • LINEで送る