日本のイワシクジラ捕獲が議題に 来週のワシントン条約委員会で 

 【ジュネーブ共同】ワシントン条約のスキャンロン事務局長は23日、ジュネーブで記者会見し、来週開かれる条約常設委員会で、水産庁が今年、調査捕鯨として北西太平洋でイワシクジラ134頭を捕獲したことが条約順守に関わる問題として議題になると明らかにした。

 イワシクジラは絶滅の恐れがある動物として条約「付属書1」に掲載されており、商業目的の国際取引は禁じられている。スキャンロン氏によると、条約事務局が、調査捕鯨が来年以降も計画されていることから「純粋に科学目的と言えるのかどうか精査する必要がある」として提案した。


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