韓国、地震で延期の大学入試実施 被災地は会場変更も 

23日、韓国・浦項の試験会場前で、後輩ら(右側)に激励される受験生(共同)

 【浦項共同】厳しい学歴社会で知られる韓国で23日、日本の大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験が行われた。南東部浦項で15日発生したマグニチュード(M)5・4の地震で当初の16日から1週間延期、浦項の震源地近くでは試験会場が変更された。受験生らは、勉強の中断など地震や余震の悪影響を心配する親や教師に激励され、会場に入った。

 教育省によると今年は全国で約60万人が受験し、うち浦項市の受験生は約5500人。同市などでは、余震で試験会場が使えなくなった場合に備えて予備の会場を確保し、各試験会場の前には移動用のバスが待機した。


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