カープ連覇、経済効果350億円 日本シリーズ逃すも微減 

 中国電力は22日、セ・リーグ連覇を果たしたプロ野球広島カープの地元での経済効果は、年間約350億円に上るとの試算を発表した。日本シリーズに進出できなかったため、試合数が減り昨年を3億円下回った。

 広島県内での試合のチケット代やグッズ購入代、観客の交通費や飲食代などを基に算出。シーズンを通して好成績だったため観客動員数が増え、グッズ販売も好調だった。項目別ではレギュラーシーズンの集客などが244億円、グッズ販売が67億円。雇用効果は年間約3200人だった。

 算出担当者は「県民のカープへの期待と高揚感が今年も続き、昨年に匹敵する水準の効果があった」と話した。


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