クロマグロの漁獲、20年5割増 大西洋で合意、日本も拡大 

 日米欧などが参加する大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は、東大西洋・地中海でのクロマグロの年間漁獲枠を2020年に17年比52%増の3万6千トンとすることで合意した。18年は19%増とし、段階的に拡大する。これに連動して日本への割当量も20年に45%増の2801トンとなる。水産庁が22日、明らかにした。

 資源の状況が改善傾向にあるとの判断が背景にあり、日本近海などで取れる太平洋クロマグロの厳しい漁獲制限とは対照的な結果になった。日本国内で出回るクロマグロのうち大西洋クロマグロは、流通量が増えて値下がりにつながる可能性もある。


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