電源開発にも神鋼不正製品 安全性に問題なし 

 電源開発(Jパワー)は22日、松島火力発電所(長崎県西海市)に、神戸製鋼所の子会社が検査データを不正に記載した配管が納入されていたと発表した。実際に使われているが、定期点検などで安全性に問題がないことを確認した。費用請求は考えていないという。

 不正があったのは、蒸気を水に戻すのに使う銅合金の配管。両端の寸法を測ることになっていたが、片方は測らずに想定される基準値内の数値を納品書に記していた。

 神鋼メタルプロダクツ(北九州市)が調べ、20日にJパワーへ報告した。他の電力会社に納められた配管でも同様の不正が見つかっており、影響が広がっている。


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