2017年11月22日 09:13 | 無料公開
21日、ローマのコンサートを終え、指揮者に握手を求める三枝成彰さん(右)(共同)
【ローマ共同】日本とバチカンの国交樹立75周年を記念し、作曲家の三枝成彰さん率いる合唱団が21日、ローマの聖イグナチオ教会でコンサートを開いた。平和への思いを込めて三枝さんが作曲した「最後の手紙」を地元オーケストラと共に上演、荘厳な雰囲気の中、バチカン関係者や各国外交官、在留邦人ら計約200人が聞き入った。
「最後の手紙」は、第2次大戦で亡くなった日本やイタリアなど12カ国の兵士らが、死を覚悟しながら家族や恋人宛てに残した手紙に曲をつけたもの。