2017年11月21日 20:43 | 無料公開
21日、ミャンマー・ネピドーで開かれたASEM外相会合後、記者会見で笑みを浮かべるスー・チー国家顧問兼外相(AP=共同)
【ネピドー共同】ミャンマーの首都ネピドーで開催されたアジアと欧州の約50の国・機関が参加するアジア欧州会議(ASEM)の外相会合は21日、北朝鮮情勢などを協議し、2日間の日程を終えた。議長声明が発表されたが、イスラム教徒少数民族ロヒンギャ問題への直接的な言及はなかった。議長のアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は主要国へ事前に同問題の対応を説明することで、批判回避に成功した。
スー・チー氏は会合開始前の20日朝、主要約20カ国の外相らにロヒンギャ難民の帰還に向けた取り組みなどを説明し、一定の理解を得たようだ。