「昭和天皇独白録」の原本を競売 NYで12月、1千万円超か 

 【ニューヨーク共同】競売会社ボナムスは20日までに、昭和天皇が太平洋戦争などに関する出来事を戦後に回想した「昭和天皇独白録」について、側近が記録した原本とされる文書を12月6日に米ニューヨークで競売に掛けると発表した。

 同社は「20世紀の日本の歴史を理解する上で鍵となる資料だ」としており、落札額を10万ドル(約1100万円)以上と予測している。

 独白録は、昭和天皇が1946年春に張作霖爆殺事件から終戦に至るまでの経緯を側近に語った昭和史の第一級資料。同社によると、競売に出されるのは、側近の故寺崎英成氏が鉛筆などで記録した173ページ分。


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