核ごみ動員、学生から聞き取りへ 調査チーム近く設置 

 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分を巡る意見交換会に謝礼を持ち掛けて学生を動員した問題で、主催者の原子力発電環境整備機構は20日、学生への聞き取りなどの再調査を実施すると発表した。調査チームを近く設置する。世耕弘成経済産業相が求めていたもので、現金の提供の有無などを調べ、年内をめどに調査結果をまとめる方針だ。

 機構によると、11月中にも調査を始める。学生の協力を得て、動員の詳しい経緯を聞き取る。業務委託先の広告会社との契約関係を確認するほか、開催記録の精査もする。

 機構のこれまでの調査では、学生への聞き取り調査はしていなかった。


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