病気で男性2人の公訴棄却 さいたま地裁「回復見込みなし」 

 さいたま地裁(結城剛行裁判官)は20日、道交法違反罪に問われた無職男性(73)と、窃盗罪に問われた無職男性(40)に、いずれも病気のため「訴訟能力に欠けていて回復の見込みがない」などとして、それぞれ公訴棄却の判決を言い渡した。

 判決によると、73歳男性は2012年10月、埼玉県新座市で酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして起訴。その後、脳梗塞などと診断され初公判に出られず、公判手続きが停止されていた。

 40歳男性は12年5月、さいたま市中央区のスーパーマーケットで菓子パン2個を盗んだとして起訴された。その後、心神喪失状態として公判手続きが停止された。


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