認知障害のAI診断法を開発へ 19年度中の実用化向け、島根大 

記者会見で、AIを用いた認知障害の早期発見への期待を語る島根大の服部泰直学長(右から2人目)=20日午前、松江市

 認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の早期発見のため、人工知能(AI)を用いた画像診断法を開発すると、島根大と民間シンクタンク「ERISA」(松江市)などが20日、発表した。2019年度中の実用化を目指す。

 認知症は、脳の障害により知的機能が徐々に低下する。MCIを経て発症し、進行すると治療が難しく、早期の発見が重要となる。

 患者を対象としたこれまでの研究で、脳が萎縮する前に、脳の特定領域の血流に変化が生じることが分かっている。


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