行政の無駄、「廃止」1事業のみ 政府、中央省庁事業の点検終了 

 政府は19日、中央省庁の事業に無駄がないかを有識者が公開で点検する「秋のレビュー」を徳島市で実施し、計4日間の日程を終えた。対象となった9府省46事業のうち、明確に「廃止」と踏み込んだのは文部科学省所管の1事業のみだった。「見直し」を求められた事業への対応を含め、歳出削減に向けた政府の本気度が今後試される。

 梶山弘志行政改革担当相は12月上旬にも開かれる行政改革推進会議(議長・安倍晋三首相)で検証結果を報告する見通し。2018年度予算案の編成に生かす考えだ。


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