2017年11月18日 13:14 | 無料公開
大詰めを迎えた気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)の本会議場=18日、ドイツ・ボン(共同)
【ボン共同】ドイツ・ボンの気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)は18日、パリ協定が始まる2020年までの取り組み強化を図る内容を盛り込んだ決議を、全体会合で採択した。先進国の温室効果ガス削減状況を、18年と19年の締約国会議で検証することなどが柱。先進国による発展途上国支援などを巡り協議が難航し、17日に予定した閉幕は大幅にずれ込んだ。
焦点のパリ協定のルール作り協議は意見の隔たりが大きかったため進展が乏しく、各国の主張を並べた長大な文書をまとめるにとどまり、大半の作業を来年に持ち越す。来年末の交渉期限までに追加会合を開くことを検討する。