加熱式たばこ、相次ぐ乳幼児事故 誤飲に注意 

従来の紙巻きたばこ(左端)と加熱式たばこ3種

 臭いや煙が少ないため人気となっている加熱式たばこを0~1歳の乳幼児が誤飲する事故が昨年4月以降に少なくとも10件発生したとして、国民生活センターは16日、子どもの手の届く場所に保管や廃棄をしないよう注意を呼び掛けた。

 センターが大手3社の12製品を調査した結果、いずれも使用前の1本分には中毒や嘔吐を引き起こす量のニコチンが含まれていた。従来の紙巻きたばこに比べて長さが短い製品が多く、乳幼児が誤飲しやすい形状になっているという。

 6月には1歳の女児が父親の加熱式たばこを口に入れた。急いで取り出したが、1時間後にぐったりしたため救急搬送された。


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