静岡の大井川鉄道でミサイル訓練 乗客対象は全国初 

 北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受け、内閣官房や静岡県などは24日、ミサイル飛来時に運行中の大井川鉄道(同県島田市)の電車に乗った客を避難させる訓練を実施した。県によると、電車の乗客を対象にミサイル飛来を想定した訓練を行うのは全国初。

 新金谷駅を始発とする電車で行った訓練には、島田市の職員や一般人ら33人が乗客役として参加。全国瞬時警報システム(Jアラート)でミサイル情報を受けた大井川鉄道の運転指令室の職員が、走行中の電車の運転士に無線で伝えた。

 運転士が車内にアナウンスを流すと、乗客は一斉に窓際から離れ手や服などで頭を覆った。


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