全国景気「回復している」 財務局長会議で上方修正 

財務省

 財務省は24日開いた全国財務局長会議で、10月の全国の景気について「回復している」との見方を示し、2015年7月以来、2年3カ月ぶりに基調判断を上方修正した。前回7月の判断では「緩やかに回復している」としていたが、表現を強めた。

 会議では、長峯誠政務官が麻生太郎財務相のあいさつを代読し「全国で経済の好循環が着実に回り始めている」と強調した。その上で「持続的な経済成長の実現には少子高齢化という最大の課題の克服が必要」と指摘した。

 基礎的財政収支の20年度黒字化を断念したことを受け「財政再建の旗は降ろすことなく、歳出・歳入両面からの改革を続ける」とも述べた。


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