台風21号、温帯低気圧に 死者7人、北海道は雪 

 超大型の台風21号は23日、東北の東海上を北寄りに進み、北海道の東で温帯低気圧に変わった。和歌山県の住宅で土砂崩れに巻き込まれ意識不明の状態で見つかった男性の死亡が確認され、死者は7人となった。

 総務省消防庁の集計では、重傷は12人、軽傷は85人。大阪府内の川に架かる南海本線の橋では、線路がたわんでいるのが見つかった。普通電車の運転士が急ブレーキをかけ、乗客2人が軽傷を負った。

 気象庁によると、北海道は温帯低気圧の影響で、24日にかけて海が大しけとなり、太平洋側東部やオホーツク海側の内陸を中心に雪が降り、平地でも降雪量が多くなる見込み。


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